エッセンシャルオイル解説

Part8 イヌラ

今回はキク科の“イヌラ”という植物から採れる精油について簡単に解説。

イヌラ・オイル
概要

学 名:Inula glaveolens Desf
英 名:Inula oil
別 名:Camphor oil
科 名:キク科

採油部位と製法
花と茎葉の水蒸気蒸留。最湯率は0.05%

主な生産地
モロッコ、フランス

中東から地中海にかけてが原産地で、モロッコを中心に生産されている植物。

しっかりとした枝を多く有する一年草のハーブで、丈は80cmほどまで成長する。葉は互生で細いが全容に綿上の毛があり、芳香性が豊か。

花序は葉に似ていて、ピラミッド型をした円錐形。

主成分

・酢酸ボルニル
・ボルネール
・カンフェン
・β-カリオフィレン
・β-ピネン
・β-ファネッセン

性状と香調

黄色から黄緑色。ややフローラルな感じに加えて、カンファー臭がするのが特徴。

機能性

◇心機能調整
◇抗鎮痙
◇抗菌
◇抗真菌
◇鎮咳
◇アセチルコリンエステラーゼ
活性の抑制

有用性

○不整脈
○気管支炎
○咽頭炎
○心臓疲労回復剤

アレルギー体質者は過敏症に注意。

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Kemu
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