エッセンシャルオイル解説

Part29 クエラ

クエラ
概要

学 名:Ammi visnaga L
英 名:Ammi
科 名:セリ科

採油部位と製法

種子を水蒸気蒸留。採油量は0.1%(乾燥)

主な生産地

・モロッコ
・エジプト

アラビア語でクエラとも呼ばれるアンミは、カナリア諸島からペルシャ地域で産するが、中央から西欧に持ち込まれ、アメリカで帰化している。

果実は早くから抗痙攣剤の生薬として用いられ、中世ヨーロッパの頃には既に知られていた。

クエラに含まれる平滑筋弛緩作用により、腎臓や膀胱などの小結石除去が可能であるという報告が上がっており、臨床結果も確認されている。

しかし、精油としては生産者が非常に少ないのが現状。

性状と香調

淡い黄色から黄色で、甘くフルーティーな中に酸味を有する液体。

主成分

・リナロール
・2-メチルブチリック酸イソアミル
・2-メチルブチリック酸イソブチル
・バレリアン酸アミル
・イソバレリック酸イソブイル
・ビスナギン
・ケリン

機能性

・抗菌作用
・鎮静作用
・鎮痛作用
・抗炎症作用
・結石除去作用
・抗痙攣作用
・血圧降下作用
・冠状動脈拡張作用

有用性

◇喘息治療
◇高血圧治療
◇冠状動脈不全
◇結石除去

可能性は低いが光毒性に注意。
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Kemu
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