エッセンシャルオイル解説

Part30 クミンシード

クミンシード
概要

学名:Cuminum cyminum L.
英名:Cumin seed
科名:セリ科

採油部位と製法

種子を水蒸気蒸留。採油量は2.3%(乾燥)

主な生産地

・インド
・イラン
・モロッコ
・エジプト
・パキスタン

地中海東部を原産とするセリ科の一年草。

葉身は全裂しており、末端の長さは1-5cmほど。果実は4-7mm程度の細長い楕円形でキャラウェーやヒメウイキョウの代用にもなる。

歴史は古く、古代エジプトではミイラを作る際に持つ約オイルに混ぜて使用していたことがパピルス文書に残っている。

余談だが古代ギリシャでは食欲増進剤として使用されていた。

性状と香調

淡い黄色から褐色。スパイシーでカレーのような香りを有する液体。

主成分

・γ-テルピネン
・β-ピネン
・クミンアルデヒド
・p-メンタ1,3-ディエン-7-アール
・p-サイメン
・α-ピネン
・δ-3-カレン
・リモネン
・ディルアピオール

機能性

・駆風作用
・消化促進作用
・鎮痛作用
・鎮静作用
・抗菌作用
・抗真菌作用

有用性

・消化不良
・食欲増進

光毒性があるため気をつける
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Kemu
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