エッセンシャルオイル解説

Part35 クルクミン

ウコン
概要

学名:Curcuma longa L
英名:Trmeric
別名:Ukon
科名:ショウガ

採油部位と製法

根茎を水蒸気蒸留。採油量は1.5-5.5%

主な生産地

・インド
・インドネシア
・ベトナム
・マレーシア
・中国

東南アジアを中心に、世界の熱帯・亜熱帯地域で栽培されている有用な植物。

クルクミンの根茎は大きく、香りは土臭いショウガに似ており、日本を含む東南アジアでは欠かせないスパイス。

さらに色素や風味付けにも欠かせない食材で、黄色色素としての側面が強い。

古くは生薬として、アーユルヴェーダ、ジャーム、漢方などの体系的な理論を持つ伝統医療に幅広く組み込まれている。

現在では健康食品ブームで日本各地でも栽培されている。

性状と香調

淡い黄色から黄色。泥臭く、ジンジャーのような香りのする液体。

主成分

ターメロン
アローターメロン
β-セスキドランフェン
α-クルクミン
α-ジンジベレン
β-ビサボレン
テルピネン-4-オール
1,8-シネオール
β-カリオフィレン

機能性

・皮膚刺激緩和作用
・抗真菌作用
・抗菌作用
・気管支炎緩和作用
・胆汁分泌排出作用
・皮膚刺激調整作用
・肝臓保護作用
・動物性解毒作用
・抗酸化作用
・防虫作用

有用性

・気管支・咽頭炎
・解毒・胆汁分泌排出促進剤
・皮膚刺激調整剤
・抗酸化剤
・防虫剤

ケトン類が多いため、中枢神経毒性に注意する。
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Kemu
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