エッセンシャルオイル解説

Part60 セイボリー

今回は清涼感のある香りが特徴的な、セイボリーから採れるエッセンシャルオイルについて紹介します。

セイボリー
基本情報

学名:Satureja hortensis L(サマーセイボリー)
Satureja montana L(ウィンターセイボリー)

科名:シソ科

採油部位と製法

全草を水蒸気蒸留。採油率は0.25%

主な生産地

・フランス
・アルバニア
・ハンガリー

性状と香調

淡い黄色から暗い褐色で、タイムに似た香りがする。

セイボリー
概要

セイボリーには一年草の「サマーセイボリー」と多年草の「ウィンターセイボリー」の2種類がある。

地中海沿岸が原産で、30-40cmの直立性で、葉の生え方がミントに似ていることからキダチハッカとも呼ばれる。

一般的にセイボリーと呼ばれるものはサマーセイボリーで、こちらのほうが香りがマイルドで評判が良い。

葉や花は新鮮なものはサラダに加えられるほか、乾燥してスパイスとしても使用される。

セイボリーの
主成分

○チモール
○カルバクロール
○p-サイメン
○β-カリオフィレン
○カルバクロールM.E
○γ-テルピネン
○ボルネオール
○β-ビサボレン
○α-テルピネオール
○テルピネン-4-オール
○α-ピネン
○カリオフィレンオキサイド

セイボリー
機能性

◇口内殺菌作用
◇抗炎症作用
◇抗菌作用
◇抗真菌作用
◇免疫刺激作用
◇防虫作用

有用性

腸、消化器疾患
寄生虫駆除
関節炎
リウマチ炎
皮膚真菌治療
など

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