エッセンシャルオイル解説

Part18 オポポナックス

オポポナックス
概要

学名:Commiphora myrrha
英名:Opoponax oil
別名:ビサボロールミル
科名:カンラン科

採油部位と製法:樹脂の水蒸気蒸留

主生産地:ソマリア

ミルラの近縁種。近代になって中身が変わってしまったとされる香料植物。

太古の昔から宗教儀式に関わる香料だったが、民間薬として最近までは中東、ヨーロッパで使用されていた。

現在では詳細はわからないが、セリ科植物Opoponax chironumなど、ほかの植物であると言われている。

この樹脂は樹皮と木部の間でとどまり、傷からにじみ出て、天日で乾燥され、暗赤褐色になったものを樹皮から採るか、地上に落ちたものを拾う。

植物精油だけで香水を作るとき、動物性香気の代替に利用できる。

性状と香調

黄色。甘いアンバー調にややバルサムな香りを有する液体。

主な成分

・t-α-ビサボレン
・α-サンタレン
・t-β-オシメン
・t-α-ベルガモッテン
・cis-α-ベルガモッテン
・β-サンタレン
・cis-β-オシメン

機能性&有用性

・抗炎症作用
・皮膚刺激緩和作用
・抗寄生虫作用
ほか

抗炎症剤皮膚病、調合素材に。

感作性があるため、3%以下の濃度で使用する。
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Kemu
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